2020年8月11日火曜日

奇妙な話 山

 奇妙な話にまつわるものが多く伝わっています。ここでは子どもの頃、叔母さんと散歩した思い出の話を紹介します。

叔母さんは男性を、よく散歩に連れていってくれました。ある日のこと、叔母さんは普段とは違う細い道に入っていきました。民家も途絶えた先の方が、小山のようになっていて、さらにその奥へ道は続いています。

道の両側からは木々が迫っていますが、送れないように小走りについていきました。道が狭くなり小さな崖を下りていくと、そこには小川が流れていました。

キラキラと光る水面は、本に出てくる神話の世界。叔母さんが語ってくれたところによれば、叔母自身が子どもの頃、この川辺で一人過ごしていたという話。





お気に入りの場所であり、誰にも教えなかった所だそう。ある日いつものようにここまで来ると、見知らぬが小川の真ん中にありました。

向こう岸へ渡るのには丁度よく、足を置くのにも都合が良い平らな石。しょっちゅう来ている場所だけれど、まったく見覚えがありません。

は踏んで渡ってと言わんばかり。不思議に思いながら叔母が足を伸ばした瞬間、石は回転しました。盛大な水しぶきを上げ、川に落ちた叔母。立ち上がった時には、石は無くなっていました。

あれはの仕業だよ、と言った叔母さんがに見えたという話。

どうでしょうという感じですね。





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