2020年7月13日月曜日

奇妙な話 朗読

奇妙な話朗読に向いたものもあります。ここではそんな朗読に向いた、実際に体験した奇妙な話を紹介しましょう。

話の主が中学生だった頃のこと。時期は春、通っていた中学校近くで友だちと別れ自転車で帰っていたところ。

自宅まであと2kmほどの線路を渡ったところで、彼は気づきました。近寄ってみるとやっぱり財布です。最初ラッキーと思ったそうですが、中身を見るとぴったり五千円。小銭もカード類もありません。

昭和時代のこと犯罪者になりたくないという思いで、学校付近の警察署まで戻り届けたそうです。

そんなことはすっかり忘れていた6ヵ月後。警察から電話があり、持ち主は現れず五千円を取りに行きました。








そんな彼が簡単な手続きを済ませ、正真正銘五千円は自分のものだと喜んで家に帰る途中のこと。

五千円を拾ったあの線路を渡りました。
そしてまったく同じ場所で、ほとんど色も形も同じ財布が落ちていたそう。

嘘だろと思いながら中身を見ると、まさかの五千円です。

拾得物の権利発生した日に、全く同じ場所でほとんど同じ財布同じ金額を拾うという体験です。違っていたのは小銭が数円入っていただけ。

あまりの驚きに来た道をそのまま戻り、警察に向かいました。対応してくれた警察官も驚愕です。

それから半年後のこと。警察から電話があり再び拾得物の権利発生です。その帰りに家の手前で千円札を拾ったということです。

朗読して聞かせたい、なんとも奇妙な話ですね。




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